レッスン04. 英語で難しい事を言おうとしていませんか? 今回は、英会話で特に大事なparaphrase(パラフレーズ)についてお話しようと思います。 paraphraseというのは、 「言いたい事が英語で言えなかった時、簡単な言い方に置き換えて言う事」です。 例えば会話中に 「エレベーターが重量オーバーで止まってしまった。」 と英語で言いたい時、「重量オーバー」って英語で言えない! そんなときに、もっと簡単な言い方になおして
Elevator was stopped because too many people was on it. と言い変える事が出来ますね。 もっと簡単に言う事も出来ます。
Many people in the elevator! Elevator stopped! というように、あらゆる表現は、いくらでも簡単な言い方に意訳する事が出来ます。 これが出来るかどうかで、英会話が出来るかどうかも大きく決まってきます。
「毎朝犬が家のまわりを嗅ぎまわっているんです。」 を英語で言おうとしました。 そして、「In the morning, dog is...嗅ぎまわる・・・嗅ぎまわる・・・う〜ん・・・」 と、20秒ほど黙りこんで考え込んでしまいました。 「嗅ぎまわる」という表現はとても英語にしづらい表現です。
恐らく10分考えても、出てこないくらい難しいです。 これをもっと簡単に「うろうろする」「歩く」と言い換えれば、 In the morning, dog is walking near my house. と言う事も出来ます。 英会話を初めて多くの方がつまづくのが、 「最初に思い浮かんだ日本語を無理やり英訳しようとする」 点にあります。
でも、その度にもっと簡単に言い変えて表現しているのですね。 実は、中学レベルの単語でかなりの日常表現を簡略化して言いかえる事が出来ます。 「車は走る凶器にもなる」 「走る凶器」を英語で言えない…それなら
"Car can be very dangerous." のように、「車は危ない」に置き換えて言っても良いんです。
「最新技術」ってどう言えば良いんだろう…それなら
"I think using the best machines is good."
"Technology is very good." のように、the best machinesやtechnologyに置き換えて言う事も出来るのですね。
学校のテストのように、文章を正確に訳す力も、難しい単語を知っている力も求められません。 まったく正確な訳ではないけれども、近い意味で、自分の言える範囲で伝える。
文法や単語が違っていてもいい。 これが英会話だと私は思います。
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