レッスン03. 大人はどうやって発音を良くすればいい?

前回、幼児期からの発音についてお話しました。

今回は大人になってからの発音練習についてお話しようと思います。

発音には大きく分けて2つのアプローチがありまして、両方を意識して改善していく事でネイティヴの発音に近づける事が出来ます。

1つ目は
「基本的な発音のルールを知って、全体の発音を良くしていく」

2つ目は
「単語・表現それぞれの発音を個別で良くしていく」

という2つの方法に分かれます。
これはどちらか1つではなく、両方意識して会話すると更に良くなります。

まずは一つ目の

・「基本的な発音のルール知って、全体の発音を良くしていく」

一つの例として大事なのが

単語の最後の子音はほとんど発音しない

という事です。

and
find
check
eat
put
round
keep

のような赤い部分の子音の事ですね。
この赤い部分の発音はほとんど口から空気が漏れている程度にしか発音されません。

例えば"and"は日本語で「アンド」と言われますが、実際は「エァン」に近い発音となります。
「ド」の部分の発音はほとんどありません。

なので、

"You and me"

「ユーアンドミー」ではなく

「ユァンミー」となるわけですね。

先ほどの単語残りも全てネイティヴが発音すると

find→「ファイン」
check→「チェッ」
eat→「イーッ」
put→「プッ」
round→「ゥラウン」
keep→「キーッ」

のように聞こえます。

このように、おおまかな発音の仕組みを会話する際に意識する事で、徐々に発音を良くしていく事が可能です。

そして2つ目のアプローチ
「単語・表現それぞれの発音を個別で良くしていく」

1つ目の全体のルールは理解する事は簡単ですが、

I want to 「アワナ」

check it out 「チェケラゥ」

What are you going to do this weekend?
「ワリユガナドゥ ディスウィーケン?」

の様な単語が連続して連なる事で発生する発音、
これは個別で憶えた方が早いわけですね。

特に自分が良く使う表現から優先的に発音を良くしていき、
英語らしい発音の言い回しを増やしていくと、会話全体もそれらしい発音になってきます。

もちろん実際に発音を改善するには長い時間と地道な積み重ねが必要なので、
あまり気合を入れ過ぎると疲れてしまいます。
急がず、全てを一気に直そうとせず、
なんとなく発音を意識しながら、講師や外国人の発音で使えそうなものを1つずつ盗んでいくだけでもかなり違いますよ。



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