レッスン02. 幼児期から英語を学ぶとどうして発音が良くなるの?

「小さい頃から英語に接すると、発音が良くなる」という言葉は時々耳にしますよねっ。

なぜ幼児期から英語に接すると発音が良くなるのでしょうか。



「右脳が発音を吸収しやすい時期だから。」

「小さい頃から英語を浴び続ける事で発音が身に付いてくる。」



などなど、色々な説がありますよね。
全て事実だと思います。しかし、他にとてもとても大事な事があります。



まずはものは試し、以下の数字を出来るだけ英語っぽく発音してみましょう。



12



アルファベットで"twelve"ですが、
これを出来るだけ英語らしく発音するわけです。

ここで日本人の多くが

「トゥェルヴ」といった発音をします。

英語の"twelve"だって、どう見ても「トゥェルヴ」のように見えますよね。

でもネイティヴの方々は、これを「トゥェルヴ」とは言いません。

それじゃぁ外国人はどう発音しているの?



答えは…

「トゥオ」

です。

一度「トゥオ」と発音してみるのも良いかもしれません。

キッズ(特に幼稚園)のクラスで子供たちとリピートする際に、私が"twelve(トゥオ)"と発音すると、
子供たちも「とぅおー!とぅおー!」と、恥ずかしがらずに元気いっぱいで発音してくれます。

これには理由があって、幼児期で英語を発音する場合、
日本語英語の発音をまだ知らないので、
講師の発音をそのままコピーして発音するしかないのですね。

言い換えれば、日本語英語の発音を知らない状態で英語の正しい発音を1番最初に憶えるから、それが本来の発音として定着しやすいのだと私は感じます。



実は英語の発音はスペルの見た目とはかなりかけ離れた発音をします。

日本語という言語は、英語のスペルをそのままカタカナにしてしまう癖があり、
例えば"Literature"を「リテラチャー」、"kid"を「キッド」と言う風に訳してしまいますが、

実際は"Literature" → 「リダチャ」 "kid"は「キィッ」に近い発音となります。

大人になるにつれて、英語のスペル・日本語で使われている発音について既にかなりの知識を持っていますので、
それを振り払ってネイティヴの発音を実際に発音する場合、そうする意識と癖づけの努力が必要となってくるのですね。

中学生になる頃から"water"を「ワラ」といった発音するのに抵抗や気恥ずかしさを感じはじめますので、
発音を身に付ける場合、英語を始める時期が早ければ早い程、苦労を感じず自然に発音が身に付きます。

英会話学習の他に、
ディズニー映画等、英語の映画をたくさん見せる(字幕ありでも構いません。)事も、自宅で楽しく出来る発音学習の一つとして特に有効です。



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